2007年08月20日
雨と雷
こんタイさんも書いているように
昨日の、突然の雷と雨

お客さまも、一気に引くし、女性スタッフも耳をふさいで、怖がるし、一瞬停電になって、
表の電気は、しばらく消えるし、パソコンも消えちゃうし・・・

御帰りになるお客様であまりの雨に目の前にとめている車にも乗れないお客様には、忘れものの傘を差し上げました

今日はいい

Posted by どんこい at
08:40
│Comments(2)
2007年08月20日
真実の自己とは何か
「生きるとは」のスイカさんのコメントを受けて
以下は、芳村思風先生の『人間の格』という本の第2章を私なりに要約したものです。
【どんこい流の要約 終わり】
あくまで私なりの解釈ですので、詳しい内容、正しい理解は、本を読まれるか、芳村先生の講演をお聞きください。
以下は、芳村思風先生の『人間の格』という本の第2章を私なりに要約したものです。
人生の目的というものをどのように見つけ出せば、本当の自分の人生の充実感に結びつくものになるのか?
人生の目的や志は真実の自己との発見と関係します。
そこで、まず、真実の自己とは何かを見つけなければなりません。
人間は生きていく中で変化し成長する存在です。これを理性という能力によって把握することはできません。理性が把握できるものは、一定の秩序や法則の元に変化するものしか把握できません。また、把握するということは、全てを画一的に変化させることしかできません。それがどんなに複雑であっても法則を見つけて分類、体系化するのが理性です。
つまり、それぞれ個性をもち変化していく人間を把握するというのは感性や直感によってしか掴むことができないのです。
そこで感性論哲学では、「呼び出し法」というのを使って真実の自己を発見していきます。「呼び出し法」とは問いかけてでてきたものをつかむという方法です。
これを使って、①「創っていく自分」「創られていく自分」「潜在する自分」という三つの観点から真実の自己を見つけていきます。
「創っていく自分」というのは「どんな人間になりたいか」という問いに対する欲求です。自分はこうなりたいという欲求を呼び覚ますことです。
次に「どんな仕事をしたいのか」という問いに対する欲求を呼び覚ますことです。どんな仕事がしたいのかを考える上で、「潜在する自分」つまり自分にどういう能力があるのかということをはっきり知ることです。
それを知る手がかりとしてやってみたら、
①好きになる所
②興味や関心が沸いてくる所
③得意と思える所
④他人と比べてよくできる所
⑤問題意識が沸いてくる所で頑張る。
この五つが自分に与えられて天分を発見する方法です。
そして、「将来どういう生活がしたいのか」を問いに対する欲求を呼び覚ますことです。
それらにより、人間として基本的な目標、社会的な存在として持っていなければならない目標、将来の人生の目標という三つの観点からの自分に対しての問いかけをして、自分の中に眠っている欲求を呼び覚ますことが大事です。
次は二番目の「創られていく自分」という観点から人生の目的を発見する方法です。
創られた自分とは、人間は人生の出会いによって、創られていくという側面があるということです。出会いによって創られていくものは性格と長所と短所です。
そしてこの三つの中で、実現する価値のある自分を創っていくには長所を伸ばすことです。
長所を伸ばして存在感のある自己をつくる、個性をつくる。その伸ばす努力により、短所は人間の味に変わり、また短所を自覚することにより、秀でた長所をもちながらも謙虚な気持ちで生きていくことができます。
また、教育もまた同じように、長所を見つけ、伸ばしてあげることがその人を輝かせ、人を生かすことになります。
三番目の真実の自己の発見方法は、潜在能力という観点からどう発見するかという方法です。
それは、現実と深く関わることによって、「どうも、おかしいな」とか「どうも、納得できない」というような現実への異和感という感性の実感から、真実の自己を発見することができます。
この現実への異和感という感性の実感を感じ取ることができた人間ならば、必ずなんとかできる能力を持っていることを教えてくれている。つまり、自分の潜在能力に対応した形で問題意識がでてきます。さらにその潜在能力を引き出すには、現在自分のもっている力を全て出し切り、それでもその問題を解決していきたいという欲求からあきらめずに努力することで、潜在能力が顕在化してきます。
以上、自分の意志に基づいてつくってゆく自分、人生の出会いに基づいて創られていく自分、現実の異和感として出てくる現在の自分という、三つの方法で実現する価値のある本当の自分を発見できます。
【どんこい流の要約 終わり】
あくまで私なりの解釈ですので、詳しい内容、正しい理解は、本を読まれるか、芳村先生の講演をお聞きください。