2008年09月20日
人は環境によって変わることができる

昨日の営業終了後、スタッフのJさんと話をしていました。
「最近、Jさんいい笑顔をしているね

というような会話から始まっていろいろと話していて
僕は、次の言葉にハッとしました。
「私、最近他人に対して、寛容になり許せるようになったんです

なぜ、ハッとしたかというと、
彼女は、いつもきっちりとした仕事をしていました。
そして、自分にも厳しいけれど、その分他人にも厳しいという部分が強いようでした。
そのせいで、ストレスを溜めていることもあったように、僕には見えました。
でも、とても思いやりがあり、優しい1面を持っていることを知っていた私は、
何か彼女にしてあげたいという気持ちをずーっと持っていました。
当店で、以前エゴグラムというのを勉強したときに、彼女は、厳格な部分(父親的な性格)が、強いと診断されていたので彼女も自覚していたようです。
なので、私は
「Jさんの中の、寛容な部分(母親的な性格)が、大きくなったんだね。でも、どうして?何かあった?」と聞くと、
「最近、甥っ子の面倒をよくみるんです。」
つまり、彼女は、甥っ子を見るという行為で、
他人にも厳しく、でもその感情を外に出せずにいた性格の彼女が、人に対して寛容になり、
その結果、いつも自然な笑顔でいられるようになったんだなと僕は思いました。
「人は、環境によって変わることができる。」
そのことを学び、とても感動しました。
(注1)父親的な性格などの表現は、僕なりにわかりやすく表記しているだけですので、詳しくは、「エゴグラム」「交流分析」などを参考にしてください。
(注2)父親的な性格が強かった彼女が、母親的な性格が強くなったという事実と、性格が良いとか悪いとかということではありませんので、誤解されませんように・・・
(注3)あくまで、ここに書いてあることは私個人が感じていた、あるいは感じたことですので、彼女の性格や行動を決定づけるものでは、ありません。