2011年05月12日
ピンチに強い

昨日、行われた世界卓球のシングルス2回戦の
水谷隼選手の試合。
1ゲーム目 10-5のマッチポイントをとった水谷は、5本連取され
10-10のジュースに!
接戦の末、18-20で敗れる。
2ゲーム目 変則的な卓球をする相手選手に
戦術が決まらず、 5-11で完敗。
僕は、この時点でこう思った。
「普段、男子選手のテレビ放映が少ないのに
こんなに早く、映しているとは、負けたんだなぁ」
と思っていた。
3ゲーム目 水谷選手は、戦術を変えてきた。
勝ちパターンが出来上がってきた。
接戦であるが、11-7と3ゲーム目を取った。
この後も、決して簡単ではなく、一進一退の接戦であったが
もう、水谷選手のペースで4ゲーム目、5ゲーム、6ゲームととり水谷選手の逆転V
32年ぶりの金メダルをとれる可能性のある選手と期待されるプレッシャー。
5年連続全日本チャンピオン、世界ランキング7位のプライド。
2ゲーム目を終わった後の水谷の心の中は、尋常ではなかったはずだ。
悔しさ、不安、負けへの恐怖・・・・。
僕は、商売と似ていると思った。
事業をしていてもうまくいかないときがある。
競合店ができる。法改正。景気後退などの外部環境の変化。
人材がやめていく。商品や技術の陳腐化。などの外部環境の変化。
これらによって、業績が落ち込んだ時に、どう対処するか?
水谷選手の試合を見て、三つのことが重要だと思った。
1、絶対にあきらめず、最後まで全力で戦う。あきらめたらその時点で負ける。
2、変化に対応し、戦術や戦略をすばやく変える。
3、そして、その変化対応できる精神力、技術力、商品力を日々研鑽して準備しておく。
ということは、業績が悪くなりあわてていてはいけない。業績のいいときから
色んな準備をしておかなければならない。
人間は、調子がいいときはついつい、有頂天になり怠けてしまう。
そうならないように心がけたい。