2012年12月29日
Priceless(プライスレス)最終回を見て、その2

2、有田市の飲食店の現状
平成24年6月 の(財)食の安全・安心財団 附属機関外食産業総合調査研究センターの調査によると、
居酒屋・ビヤホール等の市場規模は全国で2000年12.396億円に対して、2011年は、9,936億円
一方、総務省の資料によると日本の人口は、2000年1億2692万6千人2011年1億2779万9千人である。
さらに、有田市の人口は、2000年 33,661人 2011年30227人となっています。
実際は、居酒屋を利用しない20歳未満や高齢の方は、マーケットに入らないでしょうし、
また近隣在住の方や、仕事で有田市で来られる方などでマーケットに入る方などもいて、
正確には出せませんが、
単純計算でいくと有田市の居酒屋・ビアホールのマーケットは、以下のように変化しています。
2000年 12,936億円÷1億2692万6千人×33,661人=約3億43百万円
2011年 9936億円÷1億2779万9千人×30,227人=約2億35百万円(△31.5%)
以上のように、マーケットは縮小しています。
そして、これは僕の感覚ですが、2000年に比べて店舗数は増えているように思えます。
ざっと数えるだけでも現在有田市に15店舗ぐらいあります。
そうすると、仮に15店舗としてもこれも単純ですが1店舗当たりの売り上げは、月額130万円ぐらいとなります。
詳しいことは割愛しますが、
この売上だとオーナー兼調理+調理補助兼ホール係そこにアルバイトスタッフを1名ぐらいの人件費しかでません。
大体有田市の場合、夫婦でやっていてあとアルバイトさんが1~2名といった感じの営業が殆どではないでしょうか?
そして、このオーナーさんのやっていることは皆さん大体おんなじで、
朝起きたらスーパーや辰が浜やら馴染みの魚屋さんや肉屋さんなどに買い物に出かけます。
そして帰ってきたら、ランチのあるところはランチの準備。
殆どは夜だけの営業なので、スーパーで買ってきたお弁当食べて、仕込みをして営業。
終わったら売上の集計や明日の献立を考えて、お買い物リストをつくって、そして帰ってごはんを食べて寝る。
こんなパターンです。
この買い出しという作業一つとっても、15店舗の人が、ガソリン代使って、時間を使って同じ様な行動をしているわけです。
この買い出しという作業一つとっても、15店舗の人が、ガソリン代使って、時間を使って同じ様な行動をしているわけです。
そして、この営業ですが、あくまで売上だけでみると、28日営業で客単価3,000円としたら、1日に15人ぐらいの来店数です。
しかし、平日と金土日は当然売上が極端な場合倍ぐらい違うので、
それを加味すると平日の来店数は、10人ぐらいでしょうか?
一組2から4名とすると2~3組といったところでしょうか?
少ない日は一組とかっていう日もあるかもしれません。
材料ロスや光熱費を少しでも軽減しようとお客様がいなければ、早仕舞いする。
材料は、家庭と同じように小分けにして真空パックや冷凍保存しておく。
こうなって来ると、僕はもう商売と言えるのかと考えています。
また、僕のイメージでは居酒屋など外食の時って、特殊な業態や気分を除いては、
他のお客様の声やそのお客様とやりとりするお店のスタッフとの声、
スタッフ間の威勢のいい返事などもお店の雰囲気となって、
より楽しい場となると考えています。
つまり、もうこれでは、どこのお店に行っても楽しくないのではないかと・・・
なので、僕もそうですが、和歌山市内や大阪などに出向いていく。
ますます有田市から夜の人が消えていきます。
以上の事は、僕の個人的な主観ですが、このように感じています。
では、プライスレスを見てどう僕が感じたかをを次回に書きたいと思います。
Posted by どんこい at 08:26
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