2011年08月31日
気の利いた一言

京都に帰ったついでに、長らくほったらかしになっていた家の近くの銀行に
解約届けを出しに行った。
持って行ったのは、印鑑と通帳だったのですが、他にも必要なものがあったらしくて
紛失扱いにしてもらったので、少し手続きに時間がかかった。
でも、その対応が素晴らしく、特に最後の一言が素晴らしかった。
最初に、僕は
「遠方に引越しをしたいので、解約をして欲しい」と申し出た。
解約のなのに、笑顔で対応。気持ちよかった。
当店でもたまに予約のキャンセルの電話があります。
こんな時こそほど、笑顔で対応しなければいけないと思った。
そして、その後も、僕が遠方から来ていることを察してか
「~も必要なんですが、お持ちじゃないですか?もしお持ちでなければ紛失扱いにしますね。」
と遠方から来ていることを察知してのナイスな対応。
この遠方から来ていることを察知していての会話というのは、この先の
気の利いた最後の一言を聞いて、理解できた。
そして、その紛失届けを出してから事務処理された後に、解約できるということで
「申し訳ないですが、15分ほどかかります」と申し訳なさそうに言ってくれた。
銀行では、1時間ぐらい待たせられることもあるのに、待ち時間を知らせてくれるのは
気が利いている。
そして、僕は「では少し表に出て、15分後にきます。」といっていったん銀行を出た。
5分前の10分後に戻ると、もう既に出来ていて、
僕の顔を見て
「お待たせしました、どんこいさん」とこれまたベストなタイミングで声をかけてくれた。
そして、最後の一言
「どこも、行かれるところもないのに、お待たせしてすいません。」
この一言に、僕は、なんとホスピタリティあふれる一言なんだろうと感心しました。
思わず、「ありがとうございます。」と何度も言ってしまった。
おまけに、7,988円残っていてラッキー。
何かを提供する。求めれて、何か対価を与える。
これは、サービス。
お客様の様々なことを小さなコトバや仕草からも逃さず、
お客様の気持ちになって考え
そして、それに合わせた対応をする。
つまり、心を加える。
サービス(行動)+心=ホスピタリティだと思いました。
そして、形となったサービスは真似できても、
柔軟な対応が必要なホスピタリティは、同じ形のものはなく、差別化できるものだと思いました。
やはり、大切なのは、「心」ですね。
Posted by どんこい at 19:05
│気づき