2011年12月07日
新業態
12月5日(月)は、岩出の揚げたて天ぷら「ころも」さんのプレオープンにお邪魔しました。
店構えは、ファーストフード店や回転寿司店を思わせるような、ロードサイド型レストランチェーンといった感じ。
店内も、キッチンを囲むように、殆どがカウンターの席になっていて、メニューが大きな字でカウンターの上に書かれている。
オープンキッチンなので、ライブ感が楽しめる。
最初に入店すると、食券販売機で、食券を買う仕組みになっていた。
食券を買うと、キッチンにも伝票が流れるのかが、気になった。
僕は、鳥天コースを注文した。
一人ひとりに配られた網のついたお皿の上に、次々と天ぷらが運び込まれる。
これに、ごはんと味噌汁と漬物がついて700円とは安い。
もちろん、揚げたてなので美味しい。
さて、今回はお店の紹介はこれぐらいとして、
この新業態なかなか興味深い。
田辺の超繁盛店 居酒屋 傅八を経営するよしへいグループも、確か2,3年前に
同じような業態でOPENした。
こちらは、遠いので行ったことはなかったが、今回「ころも」さんにお邪魔して
今の時代にあっていると確信した。
外食産業をとりまく環境は、相変わらず逆風で、お酒を提供するお店はさらに厳しい経営環境が続いている。
生き残っていくためには、なんらしかの業態を開発していく必要があり、周りの会社はどんどん変化している。
今までは、居酒屋のランチといえば、夜の為の宣伝や材料ロスを減らすためにやっている所が多かった。
しかし、今はランチで利益を出していける様に意識が変わってきている。
一方、今流行っているお店といえば、やはりすき屋や王将などを筆頭に
低単価のお店だと感じる。
また、日本の食の文化に馴染みの深い食堂や寿司もロードサイド型の大型店が目立つ。
そんな中、日本の食文化の代表選手のひとつ『天ぷら』を安くて、早くて、美味いを実践したのが
今回のこのお店だ。
寿司同様に、天ぷらも高級なイメージがある。
そこで、僕は思った。
これを串揚げで出来ないものか?
しかし、単品勝負は人口の多いところの方が有利だ。
となると、人口の多いロードサイドとなると
お金がかかりそうだ。
極端な話、屋台みたいな小さい店ならどうなんだろうか?
車を改造したお店ならどうなんだろうか?
お持ち帰りもしたらどうなんだろうか?
外部環境を見たときに、お酒や宴会に頼る営業より
食事に照準を合わせていくべきなんでは、ないだろうか?
そんな事を感じました。
Posted by どんこい at 08:07
│食べ歩き