2007年09月20日
お肉の塊!
写真は黒毛和牛の通称「ランイチ」と言って、ランプとイチボというところの塊の肉です。
ちょうど、ヘレの後に続くので、脂身が少なく、ヘレに比べると安いけど、ステーキにしても
美味しい部分です。
ローストビーフやカレーなんかに入れてもおいしいですし、結構使える幅が広くて、ここ2年ぐらいはこの部分を使っています。
これを、写真のように、丁寧に筋や余計な油をとって、形を整形していきます。
大体、この大きさで、20分から30分ぐらいかかります。
慣れない人がやると、たくさん取り過ぎて、いい肉が少なくなるか?間に入り込んだ、筋を見逃して
固い噛み切れない肉になったりします。
そして、最終的に、繊維の方向と垂直に薄く切って、ステーキなどの形になるように整形していかなければ、固くて噛み切れない肉になります。
いろんな方向に繊維が入り組んでいますので、経験と知識がいる仕事です。
筋の部分は、牛すじ煮込みにして焚きます。
油は、勿体ないけど捨てます。
上身は、ミニステーキや炙り焼きおろしポン酢やロースビーフにしてお出しします。
私は、もっぱら、味見と称して食べる人です

Posted by どんこい at 15:58│Comments(2)
│お店の様子
この記事へのコメント
同じ肉でも色んな使い方があるんですね~。
Posted by (ど) at 2007年09月20日 22:12
(ど)さんへ
いつも、ありがとうございます。
はい、この部分は、比較的いろいろと使いやすいので、買っています。
前は、ブリスケ(前バラ・三角バラ・ミスジ)を買っていました。
これは、1頭で2Kgしかとれないミスジに魅力を感じていましたが、前バラが固くて、煮込み料理に向くのですが、ふつうは固くて食べられないので、ロスが多くなりやめました。
でも、人間もそうだと思いますが、体の構造に個体差があるので、味や捌き方も1つ1つ微妙に違います。
いつも、ありがとうございます。
はい、この部分は、比較的いろいろと使いやすいので、買っています。
前は、ブリスケ(前バラ・三角バラ・ミスジ)を買っていました。
これは、1頭で2Kgしかとれないミスジに魅力を感じていましたが、前バラが固くて、煮込み料理に向くのですが、ふつうは固くて食べられないので、ロスが多くなりやめました。
でも、人間もそうだと思いますが、体の構造に個体差があるので、味や捌き方も1つ1つ微妙に違います。
Posted by どんこい at 2007年09月21日 10:00