2009年10月12日
エンジェルリングが証明する成長と新たなる挑戦
写真のグラスは、お客様が飲み干され、お下げしてきたグラスです。
泡の輪っかがグラスについていますね。
これは、「エンジェルリング」と呼ばれるらしいですが、
ビールの美味しさの証明だそうです。(サントリーさんホームページ)
しかし、このエンジェルリングを作るためには、様々な条件が重ならないとできません。
もちろん、生ビールの品質は、メーカーさんできっちりしたものであるとして、
私たちの現場では、以下の条件が必要です。
1、生ビールサーバーがきっちりと毎日洗浄されていること。
2、グラスが、きれいに洗われていること。
3、洗ったあとのグラスは、自然乾燥の後、冷やされていること。
4、ガス圧が正しいこと。
そして、
5、正しい生ビールの注ぎ方で入れたビールであること。
最後は、お客様が適正な時間で飲まれていることです。
これだけの条件が揃って、初めて「エンジェルリング」ができます。
以前のブログで、新人さんのスタッフを紹介しましたが、
最近では、この「エンジェルリング」の出来たグラスが
とても多いです。
ちょっと僕は感動します。
そうです。新人さんは、しっかりと成長し、美味しい生ビールを
入れてくれているのです。
他にも多くの成長が見られます。
そのように頑張っているスタッフさんに
昨日は、新たなる課題を話しました。
でも、こういう話をするときは、とても迷います。
できれば、言いたくないって思うことがあります。
それは、聞き方によっては、
「今のあなたじゃ、だめですよ!」と
今の自分を否定されているように取る方もいるからです。
そして、僕は、わかりやすいように
何らかしかお客様の不満足に繋がる結果となってしまった時の事を
例に上げて話すので、なおさらそう聞こえるかもしれません。
そして、僕も完璧な人間ではありません。
いつも、お客様に最高のサービスが出来ているわけでもありません。
そんな僕が頑張っているスタッフさんに話すのは、とてもつらいです。
でも、僕は働いてもらっているスタッフさんがこの職場で少しでも成長して欲しいと願っています。
そして、その結果、スタッフさん達の力で、お客様により喜んで頂き、
たくさんの「ありがとう」がもらえる店を作りたいと思っています。
その喜びを得る為にはと、葛藤しながらも、迷いながらも
昨日は、話をしました。
話した後も、「本当に話してよかったのか?」と考えながらの
昨日の営業時間終了の一人の時間でした。
Posted by どんこい at 06:05│Comments(0)
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