2008年09月06日
大雨の代償

昨日は、変な天気で一時大雨がふりました。
金曜日で、当店はご予約で満席となっていました。
今日のスタッフの人数だとなんとかまわせる予定でした。
ところが、4時ぐらいに
1件のメールが・・・


大阪の専門学校に通っているアルバイトのU君からでした。
「阪和線、南海線ともに、雨の雷で電車がストップしています。出勤時間に間に合いそうにありません。」
といった内容でした。
残りのスタッフでやりくりするしかない。
現在、キッチンは彼と僕そして社員さんの計3名で回しています。
当店のメニュー構成だと本来は、
刺し場(お刺身や寿司)、焼き場、レンジ場、揚場、サラダ・デザート・飯場と4ポジションで4人のキッチンスタッフがいて、スムーズにお客様に料理が提供できます。
それを、ホールスタッフさんにも協力してもらって、今は3人で回しているところ、二人でやらなければなりません。
どんなに急いでも、手は2本×2人=4本しかありません。
どんどん、注文の伝票が入ってきます

もう、何から手をつけていいのやら



お食事がメインのお客様や小さいお子様のオーダー、テーブルに料理がないオーダーなどを普段なら、ホールのスタッフさんがこの料理を急いでくださいと教えてくれますが、ホールさんもドリンクの対応に追われています。
キッチンからは、客席は見えません。
そのうち、「この料理、作っていないのなら、もういいそうです。」「時間がかかるなら、キャンセルです。」などの声が続きます。
こういうのや、在庫切れなどで、本来あるはずの売り上げがなくなることをチャンスロス(機会損失)と呼んでいます。
大雨のおかげで、チャンスロスです。「もったいないなぁ。悔しいなぁ」と思いながら、料理を作っていました。
しかし、後で考えてみると、本当に損をしたのは、
当店で楽しい食事やお酒を楽しみに来てくださったお客様が、十分に楽しんでいただけなかったことだと気づき反省しました。
松下幸之助さんの本に、「ダム経営をしなさい」と書いてあったことが、思い出されますが、小さい店舗でそんな余裕もないジレンマに悩まされます。
そんな中、店も落ち着いたころに、お客様からうれしい言葉が・・・

次の更新につづく。
Posted by どんこい at 12:30│Comments(0)
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